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森下一乘のブログです


by kazunori_lifework

「ワールド。オブ。ライズ」という映画を見た。(1月10日)

 休みに「ワールドオブライズ」というアメリカ映画を見た。世界の大嘘という意味か、テロとアメリカのCIA(秘密情報機関)を皮肉った内容である。

 国家機密を暴くような内容と思うがいくつか勉強になった点がある。
 1.アラブとアメリカのお互いに理解しようとしない姿勢、テロ活動の底深さ
 2.テロがアメリカを標的にする原因がイスラエル問題かもしれないという憶測が生まれる
 3.CIAが自宅から遊びながら無人飛行機で爆弾を落とす映像が出てくる。戦争があたかもゲーム機のように描かれており、怖い感じすらする
 4.ドバイ、アンマン、イラク、イランが出てくる。予想外にアメリカから近い。飛行機だと6-8時間であろうか。中近東は遠くない場所なので有る(日本からの方がずっと遠いのではなかろうか。)
 5.映画では騙し合いでどちらが正しいか、本当のことを言っているかがわからない。嘘で多くの人が死んでしまう。映画の「ライズ」というのはlies(嘘)のことである。

 世界のテロがなくなることはあるのか、殺し合いをいつまでつずけるのか、考えさせられる映画なのである。
 私はアルジェリアというアラブの国に足掛け2年半駐在した。アラブの良さも少しは理解できたのであるが、キリスト教と理解しあえるのかという点について答えはない。しかし人間の知恵は宗教が異なっても仲良くなれるはずである。大きな幹用の精神は日本を含む東洋、仏教が握っているかもしれない。

 戦争の場で人道的にという言葉が期待できないのである。今まさにガザ地区で戦争が行われている。遠い国の話と考えてはいけない。その結果起こるテロは身近に迫っているのである。

 この映画は多くのことを教えてくれる。関心のある方は見てはどうかと勧めることにしている。   

by kazunori_lifework | 2009-01-08 15:27